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2020/11/20

司法アクセス学会第14回学術大会

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト管理者
司法アクセス学会第14回学術大会が本年11月28日に下記の要領で開催されます。参加をご希望の
方は、jaajoffice@gmail.com宛にご連絡ください。

1.日時  2020年11月28日(土) 午後1時~午後5時
2.会場  オンライン開催(ZoomのミーティングID等は、参加申込み後にメールでお知らせし
ます)
3.テーマ 「オンラインADRのチャレンジ:コロナウイルス・パンデミックを踏み台にして」

 [趣旨説明]
コロナ・パンデミックにより、対面での手続きを当然の前提として組み立てられている裁判手続
きにもADR手続きにも大きな支障が出ている。この100年に一度の危機を司法アクセス改善の
ためのチャンスに変える必要があるとともに、現実にもそのような動きが始まっている。
 これは紛争解決に限られたことではない。なぜ毎日満員電車にぎゅうぎゅう詰めになって同じ
時間帯に同じ場所に集まって仕事をしなければならないのか。毎日集まる必要がない仕事や、そ
もそも集まる必要のない仕事が大量に存在していたことが、テレワークによって今更ながら再認
識されつつある。ここでは、仕事のあり方が問い直されている。
 また、学校教育、とりわけ高等教育もそうである。大教室での一方的授業のために通学して集
まって教室で寝るだけよりも、オンライン授業の方が便利である。オンデマンド授業であれば、
都合の良い時間帯に計画的に視聴できるし、繰り返しや途中停止も可能である。ここでは、教育
のあり方が問い直されている。
 生活と仕事の様々な面で、このような根本的な問い直しが意識的になされることは人類史上で
も稀なことに数えられよう。
 この同じ問い直しが司法アクセスにも紛争解決にも生じている。なぜ時間と費用をかけて裁判
所に集まらなければならないのか。なぜ時間と費用をかけてADR機関に集まらなければならな
いのか。ここでは手続的正義にまで立ち帰って紛争解決のあり方が問い直されている。
 今年度の学術大会では、紛争解決のオンライン化の可能性と限界とを理論面および実務面から
考え直し、対面とオンラインの最適なミクスチャーを探ることにしたい。

4.プログラム
 Ⅰ.基調講演
   講演者①: 平田 勇人 氏 (朝日大学法学部教授)
    「ODRにおけるマルチモーダル情報の活用」
   講演者②: 農端 康輔 氏 (弁護士・神楽坂キーストーン法律事務所)
    「日本におけるODRの現在――弁護士会ADRのIT活用を中心に(仮)」
 Ⅱ.パネル・ディスカッション
   パネリスト
     ・基調講演者〔平田勇人氏・農端康輔氏〕
     ・安藤 信明 氏(司法書士・調布みなみ司法書士事務所)
     ・田後 隆二 氏(行政書士・日本行政書士会連合会専務理事)

 お問い合わせ先:
 司法アクセス学会事務局(jaajoffice@gmail.com
司法アクセス学会第14回学術大会案内チラシ.pdf
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