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2021/12/01

司法アクセス学会第15回学術大会

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト管理者
司法アクセス学会第15回学術大会が本年12月11日に下記の要領で開催されます。
参加をご希望の方は、jaajoffice@gmail.com宛にご連絡ください。

1.日時  2021年12月11日(土) 午後1時~午後5時
2.会場  オンライン開催(ZoomのミーティングID等は、参加申込み後にメールでお知らせし
ます)
3.テーマ 「SDGsと司法アクセス」

[構成]
Ⅰ 基調講演(13時~)
「国際協力から見える司法アクセス」
 ・小松 健太 氏(独立行政法人国際協力機構・国際協力専門員)
  「SDGsと開発途上国の現場から」
 ・荒井 真希子 氏(独立行政法人国際協力機構・緒方貞子平和開発研究所)
  「人間の安全保障の視点―実務と研究の架橋―」

Ⅱ パネル・ディスカッション(15時ごろ~)
 パネリスト:基調報告者(小松健太氏・荒井真希子氏)
       伊見真希氏(日本司法書士会連合会)
       上辻靖夫氏(日本行政書士会連合会)

[企画趣旨]
 「司法アクセス」は、世界をより良い方向へと変革するためのキーワードのひとつである。20
15年の国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals;「持続可能な開発目
標」)では、「すべての人々に司法へのアクセスを提供」することが「ゴール16」として掲げら
れている。
 日本においてもSDGsの認知度はこの数年で急速に高まってきたが、司法アクセスの意義は十分
に認識されているとは言い難い(一例を挙げると、ゴール16を自分にとって重要な問題と考える
人の割合は、他国や他のゴールと比較して低い水準にとどまる、という調査結果がある)。たし
かに、日本は途上国と比べると司法制度が整備されてはいるだろう。しかしその一方で、社会的
に立場の弱い人たちが法の助けや支えを得ることができないケースは多々あり、この問題は過去
の学術大会でも繰り返し議論されてきた。
 本シンポジウムでは、SDGsからみた司法アクセスの現状および課題を共有することを目的とし
て、弁護士・司法書士・行政書士・研究者らが議論する場を提供したい。主に扱いたいのは次の
2つの問題である。第一に、SDGsのゴール16を具体化する方策としてどういうものがありうるの
かという問題である。第二に、司法アクセスに関する海外の事例から見えてくる日本の課題は何
かという問題である。
 日本国内の問題として論じられることの多かった「司法アクセス」を、より広い文脈で捉える
きっかけとなればと考えている。

※今年度は、懇親会は開催いたしません。
※学会員以外の方もご参加いただけます。

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