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2018/11/09

司法アクセス学会第12回学術大会

Tweet ThisSend to Facebook | by:サイト管理者
司法アクセス学会第12回学術大会が本年12月8日に下記の要領で開催されます。
参加をご希望の方は、jaajoffice@gmail.com宛にご連絡ください。

1.日時  2018年12月 8日(土) 午後1時~午後5時
2.会場  弁護士会館2階講堂「クレオ」(東京都千代田区霞が関1-1-3)
3.テーマ 「市民の法的ニーズと法律専門職の倫理」

[趣旨説明]
 市民,企業の法的ニーズはどこにあるのか.そして,各法律専門職は,利用者の期
待に応えられるような専門職倫理のもとに法的サービスを提供していると言えるの
か.
 今回の学術大会は,2部構成とし,まず第1部では2015年4月に公表された『法曹人
口調査報告書』のデータの二次分析に基づき,市民と企業の法的ニーズについて検討
する.利用者の視点から,どこに法専門職サービスへのニーズが存在し,何がアクセ
ス障害を発生させているのかを実証的に検討するものである.そして,第2部では,
法専門職側に焦点をあて,弁護士のみならず,司法書士,行政書士などの法的サービ
スの提供者側がどのような倫理研修を行い,団体としてサービスの質の標準化に取り
組んでいるのか,議論する.
 司法制度改革後,いわゆる隣接法律専門職の職域は拡大され,法的サービスの市場
は複雑化している.一方で,複数の実証研究によって,法的問題を抱えた市民・企業
が必ずしも容易に専門家にアクセスできていない状況が確認されている.市民の視点
からすれば,いずれの法専門職にアクセスしても,適切なサービスが提供されること
が当然に期待されているが,果たして各専門職の研修等の実践はこれを十分に保障し
ているだろうか.利用者側,提供者側双方の視点から,法サービスへのアクセス・提
供を問い直すことにより,法の支配の拡充のためにどのような施策が必要か,市民と
企業,そして各職種間の垣根を越えて広く議論したい.

4.構成
《プログラム》
13:00-13:10 開会の辞
13:10-14:50 ミニシンポジウム(1) :法的ニーズについて
  法曹人口調査データの二次分析(日弁連法務研究財団・財団研究)
  企画:石田京子早稲田大学准教授
14:50-15:10 総会
15:10-15:20 コーヒーブレイク
15:20-17:00 ミニシンポジウム(2) :職業倫理について
  司法書士,行政書士,弁護士の職業倫理の教育システムについて
  企画:齋藤隆夫桜美林大学教授
17:00-17:05 閉会の辞

※ 大会終了後,懇親会を予定しております(会費3,000円程度)。

お問い合わせ先:
司法アクセス学会事務局(jaajoffice@gmail.com

司法アクセス学会第12回学術大会-チラシ.pdf

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